キジカクシ科 スズラン亜科 オモト属
よく見かける実だが、はて名前は?と思い調べてみたらオモトだった。これがオモト(万年青)だったのか・・。名前はよく聞く。江戸時代から葉っぱの状態や柄等の変異を楽しむため愛されてきた「古典園芸植物」とのこと。
これが生えていたのは雑木林とはいえ参道脇だったので、人為的に昔植えられたものかもしれない。その青々とした葉っぱを見ていたら、これはうちの玄関先に生えているものと同じだと遅ればせながら気づく。(下の写真右端)花も実もあまり見かけないので、面白くない植物だと思っていた。(気付かなかっただけかもしれない・・)
興味深いことに、この植物の交配はナメクジやカタツムリが媒介しているという。蝸牛媒花。ネコノメソウとかもそうらしい。面白いな・・。こんど庭でナメクジやカタツムリを見つけたら、このオモトの葉の下に連れてこよう。こんな赤い実をいっぱいつけたら、存在価値はある。
「万年青の実」は秋(晩秋)の季語とのこと。
この雑木林には、けっこうあちこちに万年青の実が枯れ葉に埋もれていた。
山だからナメクジとかも多そうだし、よく実がつくのだろう。 撮影:2016-12-10
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庭のオモトの周りの枯れ葉をよけてみたら、なんと実を発見!2粒だけ残っていた。
いつの間にか花が咲いて、実をつけていたらしい。下の緑色のは、大きくなれなかった実かな?
日当りが悪い場所だし・・。新年にみつけると、なんか縁起良さそうでうれしいな。