帰省時、朝の散策の時の出来事。周囲に畑や雑木林がある農道を歩いていた。気がつくと20−30m先から、黄色い生き物がこちらに向かって走って来る。手にカメラを持っていながら、撮ることをすっかり忘れて見とれていた。
あれはイタチか?テンか?顔と足の先の方が黒い。お腹は細くてやせっぽっちである。こちらを一瞥することもなくすぐそばを通過。誰かに追われている訳でもないのに、何故にヒトの前を?見えなくなるまで見送り振り返る。
すると同じ方向からもう一匹、またこちらに向かって走って来るではないか!今度はさすがにカメラを向ける。動いているものを撮るのだから、たぶんブレブレの写真しか撮れないだろうけれど、証拠写真くらいにはなるだろう、と。最接近した時に1枚だけ撮る。口を開けて喘ぎながら走っているように見える。それとも白いものをくわえているのかな?不明瞭な画像でよくわからない。この2匹の関係は番か?兄弟か?
帰宅後調べてみたら、この生き物は貂(テン)。ホンドテン(イタチ科イタチ亜科テン属)。
伝承として、「目の前を貂が横切ると縁起が悪い」と言われているらしい。かなりショック。
ダブルで横切ったし・・・。撮影:2015-08-09 冬毛はこちら。
(追記:この日の夕方帰途についたのだが、港の駐車場に止めておいた車がなんとパンクしていた・・・。恐るべし!貂の魔力。)