林道を歩きながら鳥を見ていた。ハルゼミがちょっと遠慮気味に鳴き出す。今季初。その時、谷の方から柔らかい黄色の毛をまとった生き物が顔を出し目が合った。お互いにびっくりして、相手は引き返す。
そして その行方を見守っていると、2−3m先の林道にまた出現し、そのまま金網の張られた斜面を登りだした!どうしても上に行く用事があるらしい。まだ冬毛なのだろうか?毛並みは良い。
可愛らしいお尻。足の部分が黒くなって夏毛に移行中か?あんなところを器用に歩いている。
途中立ち止まり、下を見る。ちょっと怖そうな表情。顔も黒っぽくなってきている。
あとちょっとだから頑張る。よいしょっ。
てっぺんまで登りきり、太いワイヤーの上を綱渡りのように歩いている。口をあけて喘いでいる。
さすがに重労働だったようだ。それにしても身体能力の高い生き物。 撮影:2019-05-11