スズメ目 アトリ科 ウソ属
山の公園の、よくウソを見かける場所に行ってみたらやはりいた。7−8羽くらいの群れが木の枝に止まっていたようだが、ヒトの気配で飛び立ってしまった。残念。しかしその場に留まり、静かに待っていると1羽だけ帰ってきた。
複数いれば、そういう奴がいるもんだ。帰ってきた理由はこのカラコギカエデの種子。よく見かけるイロハモミジの翼果と比べるとずいぶん大きい。そのぶん種子も大きくて食べでがありそうだ。桜の花芽を食べてしまうことで有名なウソであるが、それぞれ食感が違って美味しいんだろう。後ろ姿もなかなかいい。
備長炭のような艶のある黒い羽がきれい。鮮やかな赤い喉の♂も遠くに見えたが見失う。そうか、カラコギカエデの大木があるから、ここにはよくウソがいるんだな、と納得してその場を去る。
撮影:2016-03-16
木の下には種なし翼果が散乱していた。