オニフスベ*老菌と幼菌

ハラタケ科ノウタケ属

スズメバチの巣が木から落ちている・・と思った。近づいてハチがいないかひっくり返してみる。どうも様子がおかしい。ハチの巣ではなさそう。所々穴があいていて、黒い粉が出てくる。中身を割ってみると、黒い粉っぽいスポンジ状。すごく臭い。(素手で触るべきではなかった!)

キノコの仲間にはこんな大きな種類があるんだ・・とびっくり。フスベとは「こぶ」のことらしい。鬼のこぶ。英名はジャイアントパフボール。幼菌時は白くて食べられるらしいが、あんまり美味しいものではないようだ。

⇧ 撮影:2014-09-22

追加画像

前年オニフスベを見つけた場所を通りかかったら、白いボール状の物が・・・。恐る恐る近づいて触ってみると、しっとり、ずっしり。オニフスベの幼菌!すでに不気味な紋様が浮き出ている。

撮影:2015-09-12

追記:このあと十日ほど後に様子を見に行ったらなくなっていた。林道沿いのよく目立つ場所だったから、たぶん誰かがみつけて食べるために持ち帰ったんだろう。そう思うと、自分も食べてみたかったなぁ・・なんて思ってしまう。

でも、実際食べてみたら、やっぱり持ち帰るべきではなかったな・・となるに違いない・・。

まったく人間て奴は・・。

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